アルコール・オア・ダイ

酩酊オタクの酔いどれ雑記。基本酔っぱらいの戯れ言

斬月の感想はまだまだ続くよって話

仮面ライダー斬月」京都公演はじまりましたねぇ…!始まったら、あっという間に終わってしまう…悲しい…などとすっかりロスっている毎日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

とか、相変わらずな感じで始まっていますが、ここからは俺のステージだ!なので、萩谷担である私目線のオタク感想です。
ネタバレがんがんのちょっとどうかしているオタクの感想なので、どうぞお気をつけて、ご自衛ください。

 

 

 



いやーーーー!!!萩ちゃん!
はちゃめちゃに格好良かったですね!
可愛かったですね!
美しかったですね!!!!!


初見時。すっとステージの上に出てきた瞬間に、思わず息が止まりました。ああ、あの立ち姿、横顔、萩ちゃんだ…!ていう感慨が一瞬で胸の内を駆け巡り、そのままどうにかなるかと思いました(大げさ)その後、夢みたいに舞台を見てたから、実質黄泉の国にいってた可能性ある(ない)

 

冒頭、貴虎との会話から、ちょっと小生意気な感じと快活さが垣間見えて、すごい「少年」て感じだった。でも、グシオンが呼びに来て、戦いの場へ赴く一瞬に、力強さをにじませていて、生きていたら戻ってくる!というセリフの意味の重さと口調のナチュラルさに、日常の中にそれがあるんだなって思わせる…ここまでで、すでにどっぷり斬月の世界に浸かりつつ、萩ちゃんてものすごくお芝居できる人なんだよな…て思ってた。

勢力争い、というよりパイモンを助けるためにやってきて、即座に変身!CDジャーナルで視聴率100%って言ってた変身シーン!テレビシリーズと同じギミック(クラックからオレンジ出てきて顔にはまるやつ)で「ここからは俺たちのステージだ!」のセリフ…!!

鎧武のガチオタの皆さんもぐっと来たと思うけど、萩谷担の私がめちゃくちゃぐっときてしまった……!!!俺たちのステージていう言葉が、萩ちゃんになんて似合うんだろうって。

戦闘をバックに、紗幕の前にキャストが出てきて名前がバーン!て出る、まるでテレビのオープニングみたいなのもすごくカッコよかった。一番に出てきて、ポーズをとる萩ちゃん見ながら、が、がっごいい…!て声にならずに叫んで、代わりにハンカチ握りしめてた。

変身後のシーンは多分録音なんだろうけど(でないとガワアクションと合わせるの難しい)、息遣いとかもそうだし、戦闘中にやってきた貴虎をかばうときに危ない!ていってるのとか、一つひとつが意味があって、脚本もすごいし、それをちゃんと自分の言葉にできてアイムとして発している萩ちゃんのポテンシャルが、これまで見出されていなかったことが、本当にもったいない!と思ったのはもちろん舞台見終わってからですけど。

貴虎、パイモン、グシオン、フォラス、グラシャ、それぞれと対するときに、口調や表情が少しずつ違って、いや、当たり前なんだけど、それで、アイムがその時、相手に対してどんな感情を持っていたのかっていうのがわかって、アイム自身が感情移入しやすい存在だなと思ったり。貴虎に対しては、最初の方、割と悪ぶってというか、教えてやるよ、ていうちょっと上からくるような生意気さとか、弱いもの無知なものに対しての優しさと尊大さを感じるんだけど、次第に信用できる大人として、同志と感じたのかなっていう雰囲気になるし、仲間のパイモンやグシオンには、仲間だけれども守らなければならない存在、と意識して、責任感みたいなものを感じるし、フォラスやグラシャに対しては、やっぱり対等で、ある種の敬意もあるんだな、ていう態度だし、べリアルには、得体のしれないおっさん(笑)に対する、ちょっと持て余し気味な感じもあって、すごい表情豊かだなって思う。

 

ことさら好きなシーンはひとつ前のエントリーでも書いたから、あえて省くけれども、やっぱり、リーダーインベスとの戦い(リーダーインべスも最後の瞬間アイムのことを認識してたお芝居だったよね…)のあと、変身したまま号泣して、そのあと、返信を解いて、みんなの前でまた泣くんだけど、あの純粋性というか少年性というか、むしろ、あんなに泣いてると、幼子みたいに見えてきて、ものすごい愛おしかった、ほんとに。

あの泣いてるとき、地面を拳で叩くんだけど、足もバタバタしてて、それ見て可愛いかよ、とか思っていたことは内緒。

 

ごめんなフォラスは多分、演技プランが何通りかあったんだろうなって勝手に思ってるし、グラシャとの最後の戦いは、東京千穐楽でめちゃくちゃ鳥肌が立ってしまった。ふたりの熱量に本当にやられてしまって、あの瞬間思い出すだけで、涙出そうになる。

「俺たちの未来は俺たちの手で掴むんだ!」ていうセリフは、アイムの言葉だし萩ちゃんの言葉で、何だよ、こんなの泣いちゃうよ。とか思ってた。

アイムがみんなを率いるように、トップセンターの位置で踊って、力強くまっすぐ前を向いている姿は、オレンジライドのリーダー代理、みたいな小さな世界ではなく、この国を自分たちの手に取り戻すためのレジスタンスのリーダーのような、強さと風格さえあった気がする。

あの110分の間に、ただ目の前の仲間の危機を救うことしか意識になかったアイムに、仲間を救うとは、生きるとは、戦うとは、罪をあがなうとは、どういう意味があってどのように未来を掴むべきなのか、ということを、自覚と覚悟と決意を促して、ものすごいレベルへ成長させてしまうっていう、すごいドラマだったな、と改めて思いなおしてます。

どの瞬間も萩ちゃんは、萩ちゃんなんだけどアイムで、アイムという少年の物語として、めちゃくちゃ完成されてた…でも、あくまで貴虎兄さんが主人公っていうのは全然ゆるぎなくて。こんなにものすごい高密度でハイカロリーな舞台、私はなかなかお目にかかれないのでは、と思います。

 

カーテンコールで、みんなが順番に出てきて、はるちゃんさんと大高さんが先に出てきて挨拶して、待っててくれているところへ萩ちゃんが出てくるのが、なんか、胸がいっぱいになって。さっきまで、眉間にシワ寄せて厳しい顔したりしてたのに、にっこにこの笑顔で可愛くて、何だよ、萩谷可愛いかよ。とか譫言を言ってた気がする。声になってはなかったと信じたい。

一人で真ん中でお辞儀する萩ちゃん。一番高いところまで目線を上げて、一番深々と頭を下げる萩ちゃん。どの回か忘れちゃったけど、お辞儀した後さらに首を曲げて、うなじのとこのマイク貼り付けてるやつまで見えてたよ。かわいい。

東京千穐楽のカーテンコールで、挨拶を振られて、ちょっとワタワタしたあと、「アイム役の萩谷慧悟です」て『萩ちゃんの声と言葉』を聞いたとき、なんか、ぶわーって感情が溢れて、大変でした。舞台とは全然関係ないところで、ああ、本当にきっかり1年ぶりだったんだ。あの横アリから1年だったんだ。みたいなのとか、これまでの色々とかが自分の中であふれちゃって、ちょっと大変だった。

 

萩ちゃんを起用してくれて、本当にありがとうございました。どんな経緯で決まったのかこちら側には絶対わからないし、でも、事務所にいたら絶対に回ってこなかっただろうお仕事だし、ゲネプロも会見も動画がアップされて、公演初っ端に円盤発売が決まっていて、大千穐楽はライビュや配信があって、配信は見逃しやディレイがあって、ステフォは全国どこでもローソンで買えて…福利厚生整ってて、本当に、この舞台幸せしかない。

たくさんの割とめんどくさい人も多い特撮オタクの心を萩ちゃんがつかんだことも嬉しいし、褒めてくれるツイートがたくさんあって流れてくれるのもすごく嬉しい。

 

次、映像の特撮に出てくれたらうれしい。そうオタクに言ってもらえるのが、同じ特オタとしてもめちゃくちゃ嬉しいです。

ほんとになったらいいなー。東映さん、お願いしますー!

 

てわけで、京都公演観劇前の感想はこれにて終了!

このあと、京都公演行ってきます!!